大原簿記公務員専門学校愛媛校は修学支援制度の認定校です。
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学科ブログ

SCHOOL BLOG
2025.01.15公務員科

【台湾研修旅行2024】漫遊記という名の備忘録(テルミドールの章)

こんにちは。公務員科の小松です。

今回はタイトルの通り、昨年末に行きました台湾研修旅行のブログとなります。

必ず上げなきゃいけないが、、、が、、、上げると大仕事(長文かつとんでもな作業時間)になることが念頭にあり、すでに年も明けた本日ということにあいなりました。

小松ブログは熱心な(ある意味奇特な)ファンがいるのですが、ま~圧が強いわ頻度が高いわ・・・。

書きます。書きますって・・・。(たぶん君たち以外見てないでしょうけど・・・。)

なんせ昨年とんでもない熱量で書いたのでハードルが上がって、上回れる自信が全くないです。

なんてちんたら、ぶつくさ言ってもブログは終わらないですね。作業終了予定は4時間後です。いざ!

昨年に続き、今回で2度連続の台湾(台北)研修旅行。

なぜ台湾なのか??

実は大原の職員内で「台湾推し」なのは私ぐらいで、韓国の方が人気かもしれません。

ホント物価が上がりすぎてて、円安も進み過ぎているので、アジアを出ることは予算的に無理です。

台湾を私が推す理由は大きく4つ。

⓵日本に近く、参加者の予算が抑えられる。

⓶見るべき文化遺産が数多く存在する。

⓷超がつく「親日国」である。

⓸治安が良い。

これらを理由に、個人的に行き先は「台湾」以外考えられません。

今回もぜひ学生に異国情緒、文化、食事、現地の人々などを見て、感じることで、

「自身が日本人であること」

「日本で「当たり前のこと」の全てが日本の文化なのだということ」

そして帰国後に、「やっぱ日本最高やわ」って感じてほしいと思いました。

参加したみんなはどうかな?今ならここまで書いたことが「分かる」んじゃないだろうか?^^

さて、前置きは終わりにしまして、今回の旅を振り返ってみましょう。

初日:12/15(日)

昨年は広島空港から飛び立ちましたが、今回は松山空港からでした。

それはそれは楽チンだったのですが、一つ問題というか圧倒的な不安がありました。

それ即ち参加費用を抑えるために「添乗員を付けなかった」ことです。つまり、「添乗員は俺!」です。

昨年は添乗員の方におんぶにだっこで、ぶっちゃけて引率教員らしいことなど大してやる必要性がなかったのですが、今回は引率かつ添乗員です。

勉強しましたよ。旅行代理店からいただいた資料にもがっつり目を通しました。

特に緊急時に使う必要がある「国際コレクトコール」に関しては、電話口で全部英語が要求されるようなので、家で発声練習しましたものね。大学受験以来です。幸い使うことはなかったですが、練習したからちょっと通じるかどうかやってみたかった的なところはあります。

とにかく、海外2回目にもかかわらず「初なんちゃって添乗員」を経験し、「12名を連れて飛行機に乗り、台湾に入国する」というミッションは口で言うのは簡単ですが、もうとにかく恐怖でした^^

普段公務員系の学生さんとばかり関わるので、経理系の学生さんは新鮮で、かつ知らないからこその不安もあるのですが、昨年と同様みんないい子たちばかりで、到着してからの不安は全くなかったですね。

「機内食」という名の台湾の洗礼⓵

チキンライスとしか表現できないごはんとおでん。

たくあんとブロッコリーのセットの違和感とか、ごはんにめり込んだゆで卵とか色々我々の感覚で突っ込んではいけません。なぜなら機内はもう台湾だからです。日本人の感覚なんぞどうでも良いのです。「郷に入りては郷に従え」です^^ 私はこのゆで卵にすでに懐かしさすら感じていました。経験値ってすごい!

「機内食」という名の台湾の洗礼⓶

レモンティーかな?違います。機内食のトレーに付いていた「麦茶」です。

これもいきなりの洗礼です。日本人の皆さん。この写真の違和感を見つけられますかな?

台湾では「普通」です^^

桃園国際空港到着

昨年はみんな眠そうでしたが、今年は元気でした。個人的には無事入国出来て、現地ガイドさんと合流出来たのでホッとしてる瞬間です。

国立故宮博物館の展示品の数々

このマツ●・デラックスの様な雰囲気の女性のモデルはなんと「楊貴妃」という説があるそうです。

「美女」とやらの概念はお国や時代によって変わるものです。

昨年もやはりこれに目が留まりました。象牙細工です。

今まで麻雀牌くらいしか象牙品は目にしたことが無かったので、中国の加工技術の凄さに唖然としましたね。

昨年同様に説明パネルを日本語訳する時間が無く、結構なスピードでガイドさんは動くので、原材料が不明ですが、値段付けたら「億」なんだろうと直感できる物でした。

信仰心が0なので、仏像のありがたみを感じることはないのですが、3体並ばれると写真撮らなきゃ!みたいな強迫観念があっての一枚です。

  

美容室でパーマあててる母。

にしか見えなかったのですが、何の材質でできているのか、オブジェなのか実用性があるのかも全て不明。

世界一有名なネズミが千葉にいるなら、世界一有名な白菜は台湾にいます。

故宮には国宝級の遺物がごろごろしていますが、この白菜だけ展示の厳重さというか、何と言うか、扱いが全く異なっていましたね。人だかりのすさまじさを写真のブレから感じていただきたいです^^;

個人的にはこの白菜より象牙細工を評価します。

 故宮をバックに記念撮影

私は私生活で写真を撮ることがなく、撮っても画角に自分を入れることがないので、我ながら貴重ですね。

他にも恥ずかしいポーズをいくつかガイドさんに要求されたのですが、恥ずかしいので載せません。

ずっと思っていることですが、海外の方(若い子もそうか)は「結構なポーズ」で写真を撮ることに全く抵抗が無いですよね?私は恥ずかしくてできません。

夜はみんなでホテルの近くの夜市(寧夏夜市)に行きました。写真はメロンパン屋?さん

私にとっては1年ぶりのちょっと懐かしい匂い。学生にとってはまず台湾名物「臭豆腐(私も怖すぎて食べたことが無い)」の強烈な異臭に面食らう「ザ台湾」と言ってよいのが夜市です。雑な説明をすれば、大街道と銀天街を合わせた土曜夜市が毎晩市内で10か所以上開催されているようなものです。我々と違って、台湾は朝昼晩すべて外食という食生活が珍しくないほどなので、観光名所というよりは現地の方々の食を支える場所と言った方が正確だと思っています。

1個なら45ニュー台湾ドル(以後「NT$」と表します。大体5倍すれば日本円になります)。

3個なら120NT$って書いてますよね。昔は安かったそうですが、今の台湾の物価は日本と変らないです。

学生と一緒に動いていましたが、「俺は絶対にウマいと思う。3個頼んで2個あげるから、ちょっと待て!」と主張して購入しました。言わばただのメロンパンにチーズ挟んだだけなんですが、美味かったですね。学生が吠えてましたね。私は自分で料理しますから、ウマいもの見つけることは人より長けていると思っています。

こんな食べ物をちょこちょこ食べ歩きするのが台湾旅の醍醐味の一つだと思っています。

二日目:12/16(月)

ホテルで朝食。

写真手前が今回の旅で個人的に仲良くなったと勝手に思っている木浦くん。

行きの機内で隣になって以降、私の中でサブテーマが決定しました。

「木浦くんの食欲」を追う!

機内食からすでに気持ちの良い食べっぷりでした!

まずこちらは引率者たる小松の朝食です。

一流ホテルでのアルバイト経験が長かったため、盛り付けに品がありますね。

いろどり、食事バランス共に申し分ないです。

 

木浦くんの(バイキング1週目)

日本昔話か!?

そして、茶色過ぎんか!?

「Rexeved」は当然大原のメンバーのテーブルですよってことですが、別の意味にしか見えない…^^

おまけ写真】ホテルロビーにある公衆電話。

急に昭和レトロ!いい味出してますよね?

台湾総督府の演説用テーブルにて

(急にテンションが上がり「総統」の真似事をしたくなった引率教員)

台湾総督府というのは、分かりやすく言えばホワイトハウスです。

昨年も訪れましたが、入館するのにパスポート、所持品など厳しいチェックがあります。

拳銃に手をかけた軍隊が警備しています。日本にもゆかりのある建物で、ぜひ訪れるべき場所です。

別の総統

先の薄っぺらい政策を掲げそうな総統とは異なり、「やってくれそう感」が半端ないですね。

前の総統の蔡(さい)英文さん。

親日的で日本が大変な目に遭った時には世界で真っ先に支援を表明して下さった方です。

昨年の選挙で新総統になった、賴(らい)清徳さん。

中庭

建造物としても有名なんですよ。作ったのは確か日本人だったはずです。

賴清徳総統

と、再び変なテンションの高まりを見せた引率教員。

台湾総督府外で集合写真。

と、テンションが落ち着き、本来の仕事を思い出した引率教員。

中正紀念堂(初代総統の蒋介石を讃える建物)入り口

中正紀念堂

ザ大陸の建物って感じで、本気で大きいのですが、きっと伝わりませんよね。

学生も写真撮りながら、同じ事言ってました。

去年のブログにも同じ事書きましたが、「天井と門」にお金をかける傾向があるようです。

これも伝わりづらいとおもいますが、この写真の天井だけで何十億とかかってそうです。

蔣介石銅像

とんでもない天井 

これちょっと中正紀念堂の大きさが分かる写真ではないですか?

あ、どうでもいいですか。そうですか。

衛兵交代式

昨年までは交代式の後、1時間ピクリとも動かず警護していましたが、今年から?は交代式のみを観光向けにやるようにしたようです。相変わらず一糸乱れぬ動きでした。

敷地内の自動販売機

日本人が台湾に行って、というかおそらくどこの外国に行っても感じることの一つが、自動販売機を目にする機会の少なさです。右上の「?缶」が見て取れますが、「我々にとってはどれも?やねん」って思わずツッコミました。はたして矢野くんは何をもとに選んだのでしょう?

余談ですが、日本でおなじみのコーラ。現地にもコカ・コーラ、ペプシコーラ共に売っているのですが、現地のコーラがありまして、これを学生が怖いもの見たさで飲んだ時の感想が2年同じでした。

曰く、「サロンパスの味がします」とのことです。現地に行ったらぜひどうぞ!!

2日目のお昼(金品茶楼にて)

昨年と同じお店ですが、数種類の小籠包と餃子を味わうことができます。

今年も小籠包で口内やけどをすることは叶いませんでした。

ここでもつい1年前に台湾に来た経験値は大きく、学生には小籠包に備え付けの「刻みショウガはマストです」という的確な指示を与えることができました(自己満足で、学生は誰も聞いていませんでした)。

個人的には酸辣湯(サンラータン)のスープ、桜エビチャーハンは日本では食べられないレベルのおいしさだと感じました。

 

『皇帝の食卓

チャーハン、スープ共に8人前です。本人は「余裕です」と言っていました。やはり絵になります。

台北の町並み

日本との違いはまず右側通行であること、そしてとにかく道路脇にはスクーターがずらりと並びます。レンタル以外の自転車を見かけることはほとんどありません。イエローキャブを除けば走っている車はすべてと言っても良いくらい高級車だけです。日本で言う軽四は見かけたことがありません。どこもとんでもない交通量で、最近法改正はあったらしいですが、依然として「走行車両優先」でちんたら横断歩道を歩いていると平気でクラクション鳴らされます。台北が都会ということもあって大変騒々しいんですが、なんか落ち着くんですよね。

僕と同じ昭和生まれの方なら多分分かると思います。「圧倒的既視感」、「ノスタルジー」に近い感覚かもしれません。日本でもいくつかの観光地でそれを感じることはありますが、奈良・京都のような「神社仏閣を中心に据えて、観光地としてその雰囲気を出そうとした結果」だと思うんです。奈良のローソンの看板はこっちと違って青じゃないですからね。全部そのためです。

あ、悪く言っているわけではないですよ。それらも全部好きですからね、私。

近代的なビル群なんか見ても何も感じませんよ。

たとえば道後なんかは道後温泉本館っていう歴史ある建物を中心にそれに「沿わせる」形で道後の街を作っていますよね。いきなりあそこに近代的なビル作ったら台無しですよ。椿の湯が近代的なスーパー銭湯でも台無しです。今の街っていうのはそうやって造っていくもの(これを街並み保存とも言うと思います)です。

でもね、台湾はなんか違うんですよね。

う~~ん。何て言うか、そう「無造作」なんですよ。語弊がありそうですが、微塵も計画された跡が無い。

建てたいものを建てたい場所に建てた。そんな感じ。そしてその時系列もすんごいマチマチ。

言っていること伝わりますか?たとえば、が多いですが、ドバイなんかは何もない砂漠にとてつもない街をせ~ので作ったもんだから、現代的な建築で統一されているでしょ?道も作る前に当然計画して引いた。

台湾にはその形跡が感じられない。先の戦争を耐えた建物もあれば、焼けて新しくなった建物もある。

飲食店のすぐ隣にそれこそ「ルイ●ィトン」専門店とかポンって配置されている。

やっぱり昨年から感じているこの一番の感想を言葉にするのは難しいですね。

かいつまんで言えばどうにもこの台北という街に魅力を感じるということ、ほんと散歩が楽しい街です。

昭和生まれの方々には本当におススメの旅行先ですね。

ってことでなんのこっちゃな文章になってきましたが、現在作業開始から約4時間が経過しました。

一発で台湾旅行を書ききろうと思っていましたが、今年も無理でした。もう指痛いです。

ということでタイトルを今から変更し、「2部制」にしましょう。

たぶん後編が書かれるはず、たぶん後編で終わるはず、たぶん。

いや2回で終われる自信がない、そうだ!第何回って分からないタイトルにしよう!!