こんにちは。公務員科の学科長、小松です。
ちょうど暇な時期にブログ当番が回ってきました。最近好き勝手書きまくったことが影響してか、経理系の先生方も趣味的な内容のブログが見受けられるようになりました。
特に「ガンダムの方」は私以上にこだわりをたくさんお持ちの方なので、今後もその方向で書きまくってほしいですね。
他の先生方も「私や在校生の知らない部分」をたくさんお持ちだと思いますから、2回に1回くらいはそんな書き方してみてほしいです。
さて、今回何を書こうかといった思考を始めてはや1時間・・・、やっと決まりました。
今回も「ちょくちょく質問されて都度回答することが面倒」シリーズですね。つまりタイトルの「高知」についてです。
職員、学生にはそこそこ知られていると思いますが、私の出身地は高知県高知市です。
大学入学と共に愛媛県松山市に移住し、現在に至ります。
毎年5回以上帰省しますが、松山と違って故郷高知では新しいお店とか開拓しないですね。いわゆるソウルフードばかりです。
だから周りに「おすすめ」を聞かれても、正直時間が止まっていますから、昔っからあり、今も愛されるもののみを紹介しています。つまり、高知に旅行を計画している県外人の方が下手すりゃ詳しかったりするところもあると思います。
今回の「語るシリーズ」の趣旨は「小松が高知で好きな物で、県外人が知らなさそうな物を書き出してみよう!」です。
「ふるさと補正」かかりまくってます。県外人に合うかどうかは知りませんし、責任も持ちません。
ではさっそく!!
~ Chapter1 「こじゃんと美味いぜよ」 ~
①現代企業社 https://gendaikigyosha.co.jp

いきなり知らないでしょ??
高知の人間なら知らない人はまずいない「現代企業社」。高知市内を中心として約10店舗くらいのレストランや喫茶店を営業している会社です。
これ言うと怒られそうですが、松山市にはね、「家族で行けて、メニューが何でもある、おいしいレストラン」が無いんですよ。
全国チェーンの店ならいくらでもありますよ。「ファミレス」言いますしね、、でも、、、何と言うかね、そうじゃないんですよ高知人の言う「レストラン」ってやつは。何と言うか、ワクワクしないでしょ。
高知はそれを現代企業社が担っています。とにかくセンスが良い!!
高知市内で特におすすめは「風見鶏」、「穀物学校」、南国市なら「ネレウス」です。
子どもからお年寄りまで全ての要求を満たします。ラーメンからステーキ、定食、チョコレートパフェまで何でもあります。そしてそのレベルが高い!昭和生まれにはたまらない店内の雰囲気があります。
松山市出身の嫁が褒める「高知は良いね」ポイントの一つに、この現代企業社を筆頭にした「レストラン」の多さがあります。
※ちなみに私は風見鶏でアルバイト経験がありますして、おすすめメニューは「照り焼きチキン丼」となります。
②万々飯店 https://www.instagram.com/explore/locations/43277588/wan-fan-dian/

次は高知市が誇る「最強町中華」万々飯店(「まま」と読みます)です。
私が保育園児だった頃からずっとお世話になっております。店長である「おばちゃん」は私にとって高知の第2の母。帰省時には必ず立ち寄りますが、「兄ちゃん、お帰り!」と言って、これまた必ず注文する名物「ちゃんぽん」に唐揚げ等のサブメニューを一品サービスしてくれます。
私はいわゆる「町中華」が大好きですが、高知も松山もどんどんお店が無くなっていますね。悲しいです。
我が家の生活圏には「四〇飯店」、「元〇」という老舗がありますが、やはり町中華は幼い頃の「舌の記憶」がものを言うのでしょう。私にはフィットしません。
先ほどの「レストランが無い」発言は賛否あると思います。専門店はいっぱいあるのですよ。特に松山市には。
店側のコストの問題は大いにあるのでしょうね。「あれもこれも作れます」は客側にとっては魅力的ですが、店側にとっては繁盛店でない限り厳しいでしょうね。だからうどん、ラーメン、とか特化して営業した方が効率が良いわけです。
貧しい家庭に育った私にとって、高知のレストランや町中華は何を頼もうか目移りする嬉しさがあったことでしょう。
こちらのおすすめメニューは「中華餡かけの乗っかったもの」です。

写真は名物「ちゃんぽん(左)」と「天津飯(右)」。ちゃんぽんは誇張無く洗面器くらいの大きさです。
ふらっと入った方が「大盛り」をうっかり頼むと「めちゃ多いけど大丈夫?」って確認されるはずです。
あ~ちゃんぽん食べたくなってきた。早く帰省したい!
③麺房 三宅(めんぼう みやけ)https://tabelog.com/kochi/A3901/A390101/39000472/

こちらも知らないでしょう??
高知県出身の広〇涼子も大好きな名店です。(ちなみに私と彼女は同じ城〇中学校の出身です。年齢は確か私の3つ下。高知市内の中高合同陸上大会でお見掛けしたことがあります。友人がマガジンの表紙を見せながら説明してくれたのでよく覚えています。その当時はこんなにもやらかす、いや、有名になるとは思ってもみませんでしたが・・・。)
逸れてしまいましたが、間違いなく「高知県No.1のうどん屋さん」です。私が頻繁に通っていた当時からは移転していますが、いつぞや伺った際は何と店長さんが私の事を覚えていらっしゃいましたね。20年くらい経過してたと思いますが、これはホントびっくりしました。たぶん「おぼろうどん大盛り(学割で!)」ばっかり食べていたから分かりやすかったのでしょう。
私が松山市に来た頃はまだ「エッジの効いた讃岐うどん」を出す店は無く、柔らかい麺がほとんどでしたが、今は讃岐うどんを出す店ばかりになりましたね。
三宅さんのうどんはね、その中道というか、、、、、ん~説明無理やな。行列覚悟して食べに行って下さい。
うどん自体も美味しいのですが、私はこの店の「お出汁」が好きです。天ぷらも美味しいですよ!
持論ですが、うどん・そばの名店ってもれなく天ぷらが美味いですね。

写真は私が愛した「おぼろうどん」です。
④「高知の」豚太郎 http://tontaro-kochi.com/

大事な事なので、繰り返します。「高知県の」豚太郎です。
大学で愛媛に出てきて、最初に「腹が立った」のは松山人に「愛媛には豚太郎っていう美味いラーメン屋がある」という発言をされた時でした。
その場で「何言いゆうがぜ。豚太郎は高知の店やき。」と、当時は土佐弁丸出しで修正したものです。
そしてそして、入店して衝撃が!!
「かつラーメンが無い~~~~~~!!!何でじゃ!ここ豚太郎やないがかや!!」
そうなんです。高知人にとって、愛媛の豚太郎ははっきりと「違う店」なんです。
(インターネットで「豚太郎愛媛高知違い」とでも検索してみて下さい。吠えているのは私だけでは無いことが分かりますよ。)
愛媛人は他県の人間がピクリとも反応しない「〇ーメンショップ」に異常なこだわりをみせますよね?
高知に行った際にはぜひ豚太郎各店を巡ってみて下さい。メニューから味から、全店舗違いがありますから。
ただし、絶対に「かつラーメン(もしくはみそかつ)」が存在します。
ラーメンの上に「かつ」をのせる????「無いわ~~~」って皆言います。
「食・べ・て・か・ら・言・え (# ゚Д゚)!!」

写真左が「豚太郎のみそかつ」、右は高知県に3店舗?ある「自由軒のみそかつ」です。
どちらも美味しいですが、私は「みそかつ」ではなく、醤油らーめんバージョンの「かつらーめん」が好物です。
~ Chapter2 「おまんどこ行くがぜよ」 ~
次に観光について紹介してみようと思います。
①桂浜と龍馬像と太平洋

高知に行けばまず訪れるであろう桂浜。
愛媛の方はぜひ行くべきだと思います。
何を見に行くべきか?
瀬戸内海の海、海岸の景色とは全く異なる太平洋の景色、打ち寄せる波です。
なぜここに龍馬像があるか?
幕末の国内の混乱、押し寄せる外国勢、授業でよく話しますが、この時代の教科書に載る偉人達が「もし間違えていたら」我々は現在日本語を話していないかもしれません。日本史ではなく世界史を学べば、日本が日本のままでこの時代を乗り切ったことを奇跡とすら感じます。
あくまで私の考えですが、当時の日本の閉塞感、外国との歴然たる力の差を打破する「すべ」を龍馬は「海」に求め、行動したのではないでしょうか?
龍馬像はここに立っていて正解だと私は思います。
昨今、従来の龍馬像が覆されそうになっています。たぶん、高知県民には関係ないです。
②高知競馬場

四国唯一の競馬場です。上記の桂浜から車で20分くらいで行けます。
私は子ども二人がまだ幼かったころ、児童館でじっとしているのが苦手で、よく愛媛県内の公園巡りをしていましたが、新たに出来たこの遊具に匹敵する施設は「松山総合公園」か、高知県香美市「秦山公園(じんざん)」くらいと思えるほどの巨大遊具です。
一時は存続の危機に立たされていた高知競馬場ですが、奇跡のV字回復をとげて現在に至ります。
大人も子供も、カップルも楽しい施設ですよ。
もちろん私は遊具ではなく「馬」が好きなので、皆さんにもサラブレッドが走る姿をぜひその目で見てもらいたいなと思っています。
皆さんにとって12月31日は大晦日であり、のんびりする日だと思いますが、私にとってこの日は紅白歌合戦を見る前に
「高知県知事賞」の現地観戦日です。必ず高知におり、必ず競馬場にいます。
今年も今から楽しみです!!
③高知県立のいち動物園

確か「全国の動物園関係者が選ぶ」みたいなランキングで全国1位に輝いたことがある動物園です。
展示の仕方が違うようですね。確かに面白かったですよ。とべZOOも良いですが、ぜひ一度!
~ Chapter3 「まっこと喜ばれるぜよ」 ~
最後に私が自分のために購入する高知の名物(土産になる)を紹介しますね。
①「ファーマーズマーケット とさのさと」で購入する「冷凍かつお」

私は帰省時、冷凍カツオを買うために必ずクーラーボックスを車に積みます。子どももファンなので忘れていたら教えてくれます。
まず、「とさのさと」ですがこれはJAの施設の名前で、高知人で知らない人はいません。私が高知を出るまではこちらで言う道の駅みたいなノリの品ぞろえでしたが、近年できたこの施設は地元民にとっての市場であり、観光客にとってのお土産売り場でもあり、敷地内の他施設と合わせて、他県の方にお勧めできる施設になりました。
私は松山でスーパーだろうが、お店だろうがカツオを決して食べません。無理だからです。(愛南町のは美味しい!!)
帰省時に食べたいのは「かつおの刺身」、たたきではありません。刺身です。私は本当に美味しい「戻り鰹」は本マグロより美味しいと思っている人間です。
しかし残念ながら私が帰省するタイミングは一般的には「船が出ていない日」であることが多く、活きのよい生のカツオには出会えないことが多く、結果的にこの冷凍カツオに行きつきました。
「刺身」と「たたき」がありますので、ぜひ半身ずつ買って食べてみて下さい。刺身は刺身醤油とワサビで食します。
あ、ついでにタタキについて少し追記しておきます。
県外人のおかげでタタキは随分高級感ある食べ物になってしまいましたが、個人的にタタキの絵は・・・
←ではなく、
←こっちです。
私は薬味とタレでぐっちゃぐちゃにして食べるものだと思っていますし、こっちのほうが絶対美味いです。
高知の人はたぶんタレも自分で作ることが多いのではないでしょうか?
私は以下のレシピでタレを作ります。
・ベースは「ポン酢」。半身なら200mlくらい使いますかね。
・みりんを小さじ一杯くらい。
・ニンニクをひとかけらすりおろしで。
以上を混ぜ混ぜするとタタキに合うタレになるかと。
薬味ですが、私も家族も「ミョウガ」が苦手なので、やっこネギ、玉ねぎスライス(目一杯薄く)、ワカメ、ニンニクスライスにしています。タレを薬味の上からぶっかけて、ぐっちゃぐちゃにして食べてみて下さい。
②「水車亭」の「塩けんぴ」
愛媛の方には、こちらにも出店している「芋弥金次郎」が有名だと思いますが、私の中では「水車亭」です。

上記の「とさのさと」など、土産物を売っているお店に大概置いていると思います。
1kg入りですが、すぐ無くなりますよ。買ってくると私の娘が勝手に、勝手に、半分は食べます。
止まりません。カツオは塩では食べませんが、けんぴは塩です。
右の写真は四万十町(旧窪川町)にある本店の様子です。ホームセンターばりの雑さがまた魅力です。
※なお、これは高知県人でも混乱するところなのですが、高知県には四万十市と四万十町、土佐市と土佐町という同じ冠の市町がそれぞれ2つずつ存在します。四万十を両者が名乗り始めたのは私が高知を出てからで、今でも私の頭の中では中村、窪川と呼ぶようにしています。カーナビ使用時はご注意を!!!
③「高知県」で売っている「ところてん」
愛媛の人はところてんを食べる習慣があまり無いように思います。人によっては黒酢、酢醤油、黒蜜などをかけて食べるようですが、これは高知人的にはありえないし、意味が分かりません。
高知のものは「冷たい出汁」で食べます。愛媛にも何店かサニーマートがありますよね。あれも「高知家」ですから、店内には高知ゆかりのものがたくさん置いており、高知のところてんは買おうと思えば愛媛でも手に入れることができます。
←コレです。お好みですりおろしショウガを!
個人的に最も好きなところてんはというと、私の亡くなったおばあちゃんが住んでいた中土佐町久礼にある「土佐屋のところ天」。

左が店構え、「久礼大正町」と調べれば出てきます。高知市内からは高速使って1時間くらいかかります。実は「高知でカツオ」と来たら「久礼」というくらい有名な場所です。ついでに近くの「黒潮本陣」というお店で「鰹の藁焼き体験」を!出来立てのあったかいタタキ、食べたことあります??息子は保育園の時にこの出来立てカツオを食べてカツオにはまりました。
真ん中はテイクアウト用です。ね?やっぱりクーラーボックスいるでしょ?
ぜひご賞味ください!
④「コミベーカリー本店」の「窯出しチーズケーキ」
これは知っている方も多いのではないでしょうか?
私はコミのチーズケーキよりおいしいチーズケーキを食べたことがありません。
もし高知市内の人間に「誕生日ケーキをどこで買いますか?」と質問をしたら間違いなくここが1位でしょう。
←私が子供の頃はほんとに小さいパン屋さんでした。チーズケーキ恐るべし!
←買うなら「ホール買い」一択です。今もうちょっと高くなってるかな?
今年の夏、嫁の誕生日と帰省がかぶり、私は迷うことなくこのケーキを発注しました。ケーキのために時間をくったことと、私のこだわりに子供たちは嫌気がさし、ぶつくさ文句を言っておりましたが、ケーキを口に入れた瞬間詫びを入れてきました。
食べるべきです!
今回も非常に長時間に及んだ(6時間^^;)ブログ当番でしたが、お楽しみいただけましたでしょうか?
以上が「高知行くんやけど、おすすめの場所ある?」と聞かれた際の小松の回答です。
混みまくっている「ひろめ市場」ではなく、ぜひ上記各所を周って、見て、味わってみてください。
栄えっぷりと人口は松山には敵いませんが、観光と食べ物は絶対に高知が勝っていると思います。
