2026.02.21
小松、卒業式について語ってみる

こんにちは!今月もブログ当番が回ってきましたので、小松の戯言にお付き合いください。

ずいぶん温かくなってきましたね。大学入学を境に松山に住むようになってから嫌というほど聞かされた、松山人の民間信仰のようなセリフ「椿さんが近づくと・・・」は今年も外れそうですね。高知人からするとそのこだわり(寒くなるとホッとするのか!?)がよく分かりません^^

さて、もう来月になると卒業式でございます。(我が家はその前に娘の受験戦争本戦を迎えますが・・・。)

そんなこんなでこの時期は学校関係者にとっては「別れの季節」でございます。

本題に入る前にちょっと私の自己紹介をしておきますと、私は公務員系学科の学科長ではありますが、公務員専攻科(次年度から公務員科1年制)の担任を長いこと務めさせていただいている者であります。

河原学園の各専門学校では1年制というのはレアで、2年制以上がほとんどです。そんな1年制学科(4月に入学して9月に公務員試験受けて、翌3月に卒業)担任の卒業式に関する価値観というのは、たぶん他の先生と随分違うのではないかと感じています(もしくは単純に私が変な人か!?)。

結論から申しますと、私は卒業式や謝恩会で泣いたことがありません。今後も無いでしょう^^

よく「先生、冷た~い」と言われます。はたしてそうなんじゃろうか???

私は、私を良く知る人から「冷たい」と言われた経験はありません。むしろ自分では情に厚い方だと思っています^^;

入社以来このスタンスというか考え方は全く変わっていないと思いますが、そもそもこうなっている理由は予備校時代の「恩師」に原因がある気がします。

私は大学を卒業する年、地元高知に帰り、通っていた予備校に歴史教員として就職しようと考えていました。

今から考えると「ふざけた就職活動」でしたが、履歴書持って恩師のいる職員室にいきなり乗り込みました。

「ここで働かせて下さい^^」(千と千尋かっ!)

恩師は爆笑しながら履歴書を受け取り、周りに聞こえないように

恩師:「今度松山に出張で行くから、そこで食事でもしよう。連絡する。」とだけ。

後日松山市内の飲み屋で会食が始まるや否や、私の履歴書は無残にも真っ二つに破られました^^

  小松:「何しゆ~がで先生 (# ゚Д゚)」

  恩師:「お前をうちに就職させるわけにはイカンき」

  小松:「なんで~~?世界史の勉強したし、教員免許も取ったがで!(もう半泣きでしたねTT)」

  恩師:「能力の話じゃないがよ。小松、少子化とか大学全入時代いうて知っちゅうかえ?」

  小松:「知りません(約28年前のこの日に初めて知った言葉でした)。」

  恩師:「おまんらの時代は子どもがこじゃんとおったけど、これから先、子供はどんどんおらんなるがよ。ほいたらみんな当時ほど勉強せんでも大学に入れるようになるき、そしたら予備校もいらんようになるがよ」

    「俺は潰れる企業にお前を就職させるわけにはいかんがよ!ちゃんと履歴書出しても俺が就職させん!」

    「それでも、どうしてもお前が先生やりたいがやったら、大手予備校に行くか、高校の先生になれ」

嘘やろ~~~~!俺はどうしたらいいんじゃ~~~!!!何なら4年前に言うとってくれ~~(# ゚Д゚)!!

 

ま、人生レベルでもそう経験しない「絶望」でしたね。

ちょっと長くなりましたが、この「やっかいな恩師」の言動は私の現在の教師像の極めて元となっており、当時最後の授業で言ったことが今日のお題に深く関わっていると思います。

曰く

 「俺を恩師と思うなよ!お前らにとって予備校時代ってやつは「人生の暗黒時代」や。二度とやりたいと思わんやろ?」

 「将来結婚式とかに「恩師」として俺呼んで、何て紹介するがなや?」

 「禎直さんが大学に現役合格できず、やむなく通った予備校でお世話になった・・・とかかや?」と

 

クラスは皆、爆笑でしたが私は「いやいや、恩師でしょ」って思ってました。

でも、そっから時を経て専門学校で資格や検定ではなく、「公務員試験」というものを扱う教員となってすぐに同じことを思うようになりました。

公務員専攻科(1年制)を持つようになってからはなおさらです。

つまり、「私は君たちの恩師にはなりえない。そう思っているなら勘違いや。君たちの恩師はたった1年関わった私なんかじゃなくて、高校の先生や部活の顧問の先生です。」と。

最後に必ずそう伝えています。

「専門学校は予備校ではない。学歴も付く。だけど、大学入試か公務員試験の違いがあるくらいで、やっていることは当時の私と同じ「浪人」だろう。ならば結婚式なんかには私ではなく、お世話になった職場の上司を呼ぶべきです。」とも。

続けて、

「君たちが勝ち取った就職はゴールではなく、スタートです。私は公務員が一般企業よりも上だとか思ったことは無い。昔と違って今の私は君たちが公務員に合格したこと自体をスゴイとも思っていない。」

「私が凹むのは、君たちが3年も経たずに公務員という仕事を辞めること。」

「逆に私が嬉しいのはその勝ち取った仕事を5年、10年経ってもちゃんと続けていることを知った時。」

「君たちのほとんどとは卒業後、二度と会うことが無い(これは単に統計的に)。それでも未来の教え子、つまり君たちの後輩から名前が聞こえてきます。」

「それだけで私はやっていけます。だから、私にとって卒業式なんて通過点中の通過点ですよ。」

「3月12日の晴れ着の君たちではなく、3年後、5年後に君たちがどんな制服を着て仕事してるかにしか興味が無いです^^」

 

ね、1年の学校生活を思い返し、別れに涙する私はいなさそうでしょ?  ^^;   

むしろ何人かの教え子との「社会人として対等な付き合い」はここから始まるんですよ^^