大原簿記公務員専門学校愛媛校は修学支援制度の認定校です。
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学科ブログ

SCHOOL BLOG
2020.03.12公務員科

贈る言葉

公務員専攻科担任の小松です。

本日は予定では卒業式&謝恩会でしたが、残念なことになってしまいました。

1年制学科を持つ身としましては、毎年卒業生を出しているわけで、卒業式だけは何としても・・・・

と、思っていましたが、世の潮流には逆らえませんでした。

全国の学校関係者、学生に生徒、保護者の皆さんも何とも言えない気分ではないでしょうか。

「あるべきものがない」

こんな気分になるとは、自分でも正直考えもしませんでした。

以下、今日みんなに直接言えるはずだったことをお伝えしますね。

大原は松山にありますが、今年も愛媛県内外からたくさんの学生さんに通っていただきました。

みんなには昨年の入学時からずっと、「君たちと私との卒業後の付き合い」これが私の楽しみなんだということを伝えてきましたね。だからこそ「毎年専攻科をやっている私にとって卒業式にはそんなにも感傷はない」とも。

どうやら間違いだったらしいと今日気づきましたが^^;

謝恩会で食事を楽しみながら、1年間で個々に対して気づいたこと、就職する上で、今後職場の先輩方との関係を築いていく上で気を付けないといけないことなど私にお酒を注ぎに来てくれた子への最後の指導。大原を、専攻科を選んでくれたことへの感謝。親御さんへの感謝。何より夢を叶えさせてあげられなかった子への謝罪。それらを毎年やってきたんだな~と。そして、その機会は今日をおいてなかったわけで・・・。

「クラスメイト同士、毎日会うんだからラインで会話すんな」と入学当初から言ってきましたね。文面ではなく、面と向かって相手に何かを伝えることを何より大事にしてきたからです。

そんな私が、特にこの内容を文面で伝えることになっていることに悔しいに近い感情を持っています。

以下私に直接言われているみたいな感じで読んでみてください(最後の授業ですねTT)!

BGMは1年前の謝恩会で専攻科学生が選曲してくれた「Yell」でも聞きながらどうぞ。

①「ありがとう」、何より「ごめんなさい」を言うべき時にちゃんと言いなさい!

向こう3年間、君たちは職場にとってはっきりとカウントできる戦力ではないでしょう。山ほどやらかしますし、山ほど職場の先輩に迷惑をかけるでしょう。君たちが「やらかすかも」ということを誰より理解しているのは職場の先輩方で、今まではその理解者でありフォロワーは親御さんだったのでしょう。

何が言いたいかというと、「君たちはまだ自分の責任を取れる立場にない」ということです。

親御さんと一緒で、「居て当たり前」、「フォローがあって当たり前」とは思わない事です。

ちゃんと感謝し、やらかしたらしっかりと謝罪しましょう。そして早いこと職場で役に立つ人材になりなさい。

②あと1年間君たちのほとんどは未成年だということを肝に銘じなさい!

これにまつわる事柄は誤ってもどうにもなりません。お酒と車の運転は年齢が許しても特に気をつけなさい。

全てを失うことになります。

③ぼ~~~と生きてんじゃねえ!

私が毎週末チコちゃんに言われている言葉です。

「スマホは確かにスマートだが、それを持っているからといって君たちがスマートというわけではない」ってなことを言ってきました。私がガラケーだからってひがんでいるわけではありません^^

先日の「トイレットペーパー騒動」なんかが良い例ですが、「情報を集める力」、「選別する力」、「そこから考える力」のうち集める以外の力がどんどん失われてきている気がします。

貪欲に、色んなことに興味を持ち、どんどん成長しましょう!

絶対スマホより人の方が賢くて、面白いですから!

3年間!とにかく3年間、頑張って得たその仕事を辞めずに頑張りなさい!

時には頑張らずにただ我慢しながら!

一生懸命3年やって、頑張ったうえで、違うなと思ったら相談に乗りましょう!会いにおいで!

私は変わらず大原の、専攻科の教卓にしがみついてるから!帰っといで!

卒業おめでとう!

専攻科を選んでくれてありがとう!

おいらについてきてくれてありがとう!

全員を合格させてあげられず、本当にごめん。

あかんかった子達はもう1年おいらについてきて!

「五月蠅い教師だ」と言われたとしても

この専攻科での1年の努力と苦難が今後の君たちの「背骨」になれば本望です。

大原簿記公務員専門学校 愛媛校

公務員専攻科 担任 小松 禎直