大原簿記公務員専門学校愛媛校は修学支援制度の認定校です。
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学科ブログ

SCHOOL BLOG
2020.04.13公務員科

人そのものに点数をつける試験

おはようございます。土曜日お休みをいただいた関係でブログがおやすみでした。

うっかり事前にお伝えしておらず、楽しみにしていただいていた全国のリスナー??の皆様申し訳ございません。

ただでさえ外出られないのに、昨日からずっと雨ですね。今日はいつも通りの出勤でしたが、人通りがはっきりと少なくなっていますね。コンビニにはレジにビニールシート?ぶら下がっていましたね。

しかも朝っぱらからどっかのいつも呆れさせられる首相の、これまた呆れかえるほどにくつろいでいる姿を、何度チャンネル替えても見せられたことにより、盗んだバイクで走りだしたい気分になっております小松です。

職員室は窓全開。震えながらキーボード叩いております。

(写真はお互いに写真が嫌いな私と卒業生が職員室前で嫌々撮影させられたもの)

さて、今日はメールが開通した(残るは1人~^^)ことによりたくさんのお葉書が届いておりますので、一番多かった内容を中心にお話ししますね。

ラジオネーム「それはコーンフレークではないですね」さんからの質問!

「昨年試験を受けて、面接試験で不合格になったのですが、何がダメだったのでしょう?どうすれば合格するのでしょうか?」

この子の、この問いに対する現在の答えは、

「君を知らな過ぎるので、分かりません^^;」です。

まだ会ってしっかりとお話をする時間がもててませんので、現時点で言えることだけをお伝えしますね。

今日のタイトルは「人そのものに点数をつける試験」です。

残念ながら良い点数が「当時は」つかなかったのでしょうね(1次の点数とかが影響したことも当然考えられますが今日は除外します)。

面接で不合格になったということは、物凄くキツい言い方をすれば、

「あなたはうちの職場には必要ない」と言われたということになります。

これね・・・一番凹むのは学生ではなく私です。

「4月からの半年間」に関しては私の家族よりも長い時間を過ごし、多くの私の要求や厳しい指導に耐え、過去の合格者から見てもその子が上を行き、かつ、就職しようとしている受験先に「完全に見合っている」と確信し、満を持して送り出した学生が面接で不合格になった時、例えようのないストレスを感じます。

当然のことながら、私のその評価は「日常と面接練習」においてのもので、実際の試験会場での面接を見に行けるわけではないので、本番でイマイチだったかもしれません。

何か致命的な事をやってしまったかもしれません。

でも、不合格です。過程は関係ない。高い点数がつかなかったということです。

下手すりゃ「炎上」することを覚悟で、伝わらないかもしれませんが、いくつかコミュニケーション(対人関係能力)に対する持論を順番に提言しておきますね。

大人の目を舐めてはいけない!

「15分なんて短時間で俺の何がわかるんじゃ!」という声を聞くことがあります。

残念ながら、面接に携わる人からすれば15分あれば十分ですよ。

私を含めて面接に携わる人は、わずかな時間でとんでもない情報量を目の前の人から得ます。

面接官はそういうことができる人、観察眼に優れている人がやるべきだと思います。

私の趣味の一つに「人間観察」があります。今やそれが仕事でもありますが・・・。

(余談ですが、私は人以外の有機物と無機物にはほとんど興味がなく、嫁さんや子供が季節の変わり目、イベント時に行う部屋の模様替えなどに対しては言われるまで気づかない、鈍感極まりない人らしいです^^;)

イメージの話ですが、そうした人(趣味とまでは行かなくても人とめっちゃ関わる人)は頭の中にすさまじいページ数の「人物事典」を持っていて、目の前の人から得られる情報から、類似する過去に出会った人(顔が似ているとかではない)を検索しているのではないでしょうか?

ピッタリはなくても、「良い感じのする人」or「ん?って感じのする人」くらいの判断は下手すりゃ5秒くらいでしちゃうでしょう。メラビアンの法則でしたっけ?対人関係能力に自信を持つ大人であればその自分の感覚はかなり当てにするでしょう。

②では何を見られているのか?

「コミュニケーション能力」というマリアナ海溝よりも深く、東京ドーム108個分くらいの広さの言葉を私は自分なりにず~~~っと追及しているわけですが、学生の中ではコミュニケーション能力が高いとは「おしゃべりが得意」くらいのファジー極まりない理解がされていますよね。

どんぐらい細かい言葉なのか伝えるために、単語で羅列してみますね。

声量:その時、その空間、その相手に適した

笑顔:笑った時だけではなく、「微笑み」を標準装備

表情:TPOに完全に見合った

姿勢:座るだけではなく、立ち居振る舞い全て

声色:聞き心地の良い声

抑揚のある発声:小学生の発表のような一本調子ではダメ

身だしなみ:頭髪を筆頭に清潔感が感じられ、サイズ感があっている衣服を身につけている状態。簡単に言えば「キッチリ」しているなという印象が大人の目から見て感じられるレベル

あいづち:学生の7割はこの訓練が必要です。目上の人の話をあいづちなく聞くなんてありえません。

合いの手:面接ではあまり必要ないかもしれませんが、コミュニケーション能力が高いとされる人はもれなく合いの手が上手です。

聴く力:聞こえている、ではありません。集中して聞けているかどうかです。

語彙力:日本の単語、四字熟語、故事成語、慣用句、カタカナ語、和製英語、英語、時事用語などなど。そもそも相手が何を言っているのか分からないのでは返答もできませんね。

理解力:相手の話自体はもとより、相手が何を知りたいかなど意図を理解できているかどうか

行間を読む力:日本人は時にストレートに内容を伝えたり、質問をしたりすることを嫌います。遠回しな表現を好むと言ってもいいです。それを「解する力」、「空気を読む力」とも言えるのではないでしょうか。今の学生に一番足りていないと思える能力です。

ユーモア:その場に提供できたら素敵ですが、できなくてもそれを理解する、一緒に笑える力は必要です。本来の意味の「独自性」も欲しいですね。

・・・・・やっぱりキリがないですね。

普通に会話(面接)をしながら上記のような力のうちどれをその子が持っているか、判断されていると考えてみてください(少なくとも私はこれ以上のものを話しながら観察しています^^)。

「2次試験に進んだときに練習しっかりし~ようっと!」って考えている子、うちにいくらでもいます。

落ちますよ。

それはもう何度でも落ちます。

面接試験ってね、発表の場ではないんですよ。

目上の方(一緒に働く上司)との初めての会話の場です。

試験官(目上の方)にとっては、一緒に働く部下を選ぶ場です。

「そんな能力持った18歳なんかおらんっすよ!」って言われます。

残念!います!

「18年かけてコミュニケーション能力をしっかりと培った子(ほとんどは家庭ですね。感謝です。)」

早い場合は、大原の入試面接で指摘することもあります。

「君が落ちる面接試験はないでしょう!」・・・と。

その子は「失礼します」と入室し、自己紹介(このあたりでもう「わぉ!すごい子来た!」ってなってます^^)して、二言三言私と会話(確認作業やね)しただけです。

その子はやはりどこ受けても合格します。

だから私は自分の目(基準・ハードル)を当てにするし、その目にかなう(ハードルを越える)学生を半年で山ほど輩出するために指導する内容を考えています。

でもそれは、ほとんどの学生さんにとっては「苦痛」でしょうね・・・^^;

長くなったので残りは明日!またこの時間にお会いしましょう!

今日はこちらのナンバー(死語やね^^)でお別れしましょう

竹内まりやさんで「家に帰ろう ~My Sweet Home~」♪♪♪