おはようございます。小松です。
タイトルは私が敬愛する安西先生(スラムダンク)の名言です。
毎年公務員専攻科学生にお伝えしています。
ジャンプシュートの練習をしている桜木が「できない」ことを素直に認められない様子を見て、先生が言ったセリフです。
受験生諸君!
毎年必ずこの桜木を私は見ることになります。
「これは俺じゃない」、「ほんとは分かってたんすよ」
伸びませんよ~~。
ほんとに伸びない。受験も悲しい結果になるでしょうね・・・。
安西先生は言っています。まず「てめ~が下手だと知れ!」と。
人生を振り返った時に、私は自分が「バカだと気付いた」気づいた瞬間が特に2度ほどありまして、それがあったからこそ、その時々の勉強に励めたかなと思います。今はNHKのチコちゃんに毎週のように気付かされています。ぼ~~~っと生きてたな、と。
「無知の知」という言葉もあります。ギリシアの哲学者ソクラテスですね。
知らないということ、自分が無知であることを知ること、認知することの大切さを説いていると理解しています。安西先生といっしょやね。
何が言いたいかというと、受験においてはまず、自分の学力を「盛らず」に、冷静に分析すること。周り(クラスメイト)と比較して冷静に!
自分が「知らない」、「分からない」と思った時こそ試されます!!!
伸びない人は隠します。分かってる風を装います。しょうもないプライドのための言い訳をします。一度装い始めたら在学中に「十二単」くらいじゃ足らない厚着をすることになりますよ!
そんな子の口癖は・・・
「あ、そっちね。だと思ってました。」
「な~んだ。そんなことか。」
あ
一方合格する子は実に素直にある一言が言えます。
「先生、分かりません^^;」
仕事をしているときに学生から言われるセリフで間違いなく一番好きですね。
これを1日に何回も言う子がクラスに必ずいます。
伸びますよ~~~。
素直ですもの。
レスポンスも早いんですよ。
我々がこれやってね?って言うことは絶対に次の日までにやってきます。
「やったよ。次何したらいい??」
ってな感じでしょうか?
このタイプは運動部に多いですね。中学高校のすべてを部活動にささげ、勉強などした記憶がない彼ら、敬意を込めて私はこう呼びます「部活バカ」と。
かく言う私も二十数年前「部活バカ」でしたね。
偏差値33を記録し、三者面談での担任と母ちゃんの匙投げた感はハンパなかったですよ^^
それでも勉強すれば人はそこそこ賢くなれます。
高校時のおかんと秦泉寺先生に言ってあげたいです。
「この子将来カリスマ教師になりますよ^^」
すみません。盛りました。話がそれましたね。戻します。
あ
早ければ今日、新入生のみんなには課題が届きます。
内容は全て小学校の内容です。
繰り返す。小学校の内容です。
小学校なんで、できて当たり前?なんか最近そんな番組ありますね?
私はできて当たり前と思っていません。
私はこの学校で数千人の学生を見てきて、今の学生が小学校の内容、特に国語と算数をしっかり理解していないことを知っています。
出来ることを確認するために送ったのではありません。
出来ないことを探すために、出来ないことを知るために、それを覚え直してもらうきっかけのために
送りました。
昨年の専攻科学生で、〇治消防に合格した部活おバカさんは、小学校4年の内容でペンが止まった時に「これはヤバい」と思ったそうです。
そんな子を下に見てディスる必要なんぞありません。
分からないから大原に進学したんです。
分からないことを分からせるために僕は大声張り上げてしゃべっているんです。(まだ一言も発していませんが・・TT)
今分からないことは恥ではない、受験時期になっても分かっていないこと、就職しても分からない事が恥なのです。
スマートフォンが賢いだけで、君たちが賢い訳ではありません。
「スマホに依存しない、自分で考える力」を学生に身につけさせるためには、徹底した基礎学力の再構築が急務です。
今年は君たちにとって、「分かりません」って言える最後の年です。
この2週間弱でやってほしいことは、己が下手さを知ること。己が無知を知ること。そうすれば、実に素直に人に物を聞けます。賢くなれます。そして、希望する仕事への道が開けます。
あ
あ
あ
課題①:世界主要国プリント
メルカトル図法で書かれた世界地図(カラー)があると思います。
世界史の授業をしているときに、「イタリアの首都は?」の問いに対し「パリ」と答えられ、その回答に対して笑いが起きなかったことを機に渡すようになりました。
学校始まったらちゃんとした地図帳渡します。
地図帳楽しいですよ!
ぼ~~っと眺めているだけでも色んな情報が入ってきます。
このプリントでまずは世界の主要国の名前と場所を覚えてください。
地理は当然として、世界史、日本史、政治、経済あらゆる科目で使える知識です。
フランスがどこにあるかも分からないのにフランスの特徴とか政治とか歴史とか言われても入ってきませんよね?
学校始まったらテストします^^ 毎日コツコツ!!
あ
課題②:47都道府県および県庁所在地プリント
これに関しては①と違って、聞いたことがない都道府県はさすがにないとして、「場所」と「漢字」ですね。
カラーのものと白地図を同封しておきました。
書いて覚えましょう!!!面倒くさがらず書いてください!
ある程度頭に入ったら白地図で自らテストですね!
これも学校始まったらテスト♡
あ
課題③:慣用句を日常で使えるレベルになろう
個人的意見ですが、小学校で英語やプログラミングやるくらいなら国語やってくれ~!!!
って思うほどに国語能力は落ちていると感じています。
数的推理や判断推理という科目がありますが、その科目が苦手な学生さんは「数学が苦手」が原因とは限りません。わたしはむしろ「国語が苦手だから解けない」学生さんの方が多いと思っています。
国語に苦手感を感じる子に共通するのは「本は読まない(漫画も含みます)」ということ。
日本語独特の言い回しを我々は「目と耳で」学びます。
が、中でも目で学ぶことが多く、それをしてこなかった学生(たぶん私含めて本読むのが好きな子は言葉を勉強しようと思って読んだわけでなないのですが)に欠けている知識が慣用句。
「火に油を注ぐ」
外国人が聞いたら「キャンプファイアー!!イェ~~~!!」ってな理解をされるでしょうか?
日本語が世界有数の難しい言語と言われる理由の一つだと思っています。
いつか自分の口から出てきたり、文章を書く際に使えるようにしっかり学んでください。
これもテストしますよ!日割りしてコツコツやってください!
あ
課題④:百マス計算プリント
「ざらし」で10枚(×と+のもの5枚、×と-のもの5枚)あると思います。
やったことある方も多いと思いますが、「百マス計算」という有名な勉強方法です。
影山先生という方が提唱された勉強方法です。
小学校でも取り入れている学校は多いはずです。
小学校2年の目安は100マス3分以内だそうです。
大原では100マスではなく、400マスで実施します。
そのB4のプリント1枚全部で1回分ということです。
専攻科の目標タイムは4月中にクラス全員が400マス(×と+)を5分30秒以内で終えられること。
達成したら次は400マス(×と-)を6分以内で!
(ちなみに小松のベストタイムは4分20秒。今まで見た学生の中で最も早かった学生で3分50秒くらいでした。)
これをやる目的は以下の2つ!
①短時間の超集中力を身につけさせるため!
②計算スピードを向上させるため!(事務系、公安系どちらも必要です)
毎日1枚やってください。
①静かな部屋でちゃんと机に向かってボールペン(何色でもよい)を準備!シャープペンをノックしている暇はありませんから。
②スマホでもキッチンタイマーでも何でもよいからカウントアップで時間を計ること。
③計算は縦ではなく、横にしていくこと!×の200マスを書き終わったら+の200マスを横へ、横へと計算していってください。「0」もちゃんと書くこと!間違えたら線引いて書き直し、次の計算にどんどん進むこと!
④遅い子は10分超えると思いますが、タイムを控えて、翌日そのタイムを更新するつもりでやってください。5分30秒は誰でも必ず到達できます!!!
あ
課題⑤:算数復習
小学校4年~小学校6年まで同封しました(ホッチキス止めの束)。
日割りして初登校日までに全て終わらせ、20日に持ってきてください!
たまに分度器とか、コンパスとか必要なものがあると思いますが、やらなくて構いません。ただし、その問題を分かっているのか、分かっていないのかは理解しておいてください。
答えをあえて同封しませんでした。
昨年は4~5人のグループワークで、答えなしで進めていきました。
話し合って答えを出し、結論出なければ私に聞く、といった感じですね。
今回分からない問題があれば、自分で調べてみましょう!
スマホをゲーム機器ではなく、検索機器として使用しましょう!
本日の独り言は以上です。不明点は小松までメールしましょう!
【追伸】まだメールを送ってくれていない子が20名いますTT
「送ったつもり」の学生さんは私からの返信があったかどうか確認してください。来ていなければこちらには届いていないということです。
まだメールしていない学生さん。メ~ルしてくれ~~~~~~~!!!!!!